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それでもボクは

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2012年2月22日 21時35分 くもり  日直:うだ



このまえ, 渋谷からの井の頭線の終電に乗ったときのこと.

いつもながら満員電車でモミクチャギュウギュウで身動きがとれません.
そんな中, 僕の前に背中を向けて立っている女子が
なにやらケータイでメールを打っていたのだけど,
顔の前にケータイを持っているので,
真後ろにいる僕からはどうしても(どうしても!)画面が丸見えです.


まいったなーと思いつつ, やっぱりどうしても画面が目に入ってしまうのです.
ごめんなさい.
いやしかし, いやしかし! こっちこそが気分悪いぞ.

何がって, まあ, 人のプライベートをのぞき見る好奇心と,
人のプライベートをのぞき見る罪悪感のせめぎ合い.
勝手に降ってわいた葛藤.

あれ, なんでこんなに無理な姿勢をとっているんだろう.
満員電車の中で, 目の前のものから顔を背けるってけっこう不自然です.
なんなら不審者です. いや不審者じゃありません! 
覗かないように必死なのです!


と, 後ろ人の中でこんなやりとりがされているとは露知らず,
ケータイ女子はといえば, 相変わらずメールのやりとりをしている模様です.

その時, ふと(ふと!)
目に入ってしまった(目に入ってしまった!)差出人の名前がなんと,
僕自身の友達の名前!?


ということは, ケータイ女子は友達の友達ということに.
あらら.そう思うとなんだか急に親近感が.

そして, 世の中狭いなう. って共有したい欲求なう.
でもケータイ女子はもちろん, 友達にも言えない.
僕がケータイ女子のケータイを覗かない限り(覗いてない!)わからないことだし.


覗いてないから言えない.
(なんか怪しく書いちゃったけど本当です!)

けっして.

Last update:2012.02.22