2012年3月2日 23時57分 あめ 日直:あかばね
こちらべでは月一恒例の席替えがあるのはご存知でしょうか.
自分たちも楽しみのひとつが席替えの抽選方式.
今月はかわばたの担当で,宝探しみたいにこちらべ内に
点在したヒントカードを探しながら席をゲットするのですが,
今日が日直ということは,
まあ,そういうことです.
ということで今日は仕掛けの話.
昨日今日と「てきん」と呼ばれる活版印刷機で
1000枚という膨大な数量を刷ってたのですが,
この印刷機は手動で一枚一枚刷るタイプなので
兎に角時間が掛かるわけです.
こういうとき,まずは出来るだけ同じ動作で
無駄無く作業が進むように環境を整えることから始めます.
身体尺によって印刷機の左手に用紙を向きと角度を揃えて置き,
右手には印刷物を置いていく台を配置することで準備完了.
まず左手で用紙を取って
右手で紙をセットし
左手でレバーを降ろし
右手で印刷物を取り
右の台へ重ねていき
左手で用紙をとって
右手で紙を...(以降繰り返し)
この淡々とした作業の中でも段々と一つ一つの動作が
洗練されて全体的に無駄がなくなっていく感じがたまらないのですが,
自分にとってこの作業しやすいルーティーンは
脳内が同じ方向へ向かおうとしているので
ふと裏切ることでもっと良くなるんじゃないかと思うときがあります.
サッカーで言うと,
ツータッチスリータッチでボールを回してたところをダイレクトに切り替えた時とか,
コーナーキックの際にファーサイドに何度も蹴ってたのをニアサイドに切り替えた時とか,
この一定のリズムを崩した時というのはチャンスになりやすい.
寧ろそのギャップをつくる為にまず一定のリズムになる仕掛けをつくることが大事.
つまり先述の同じ動作で無駄を無くすことは仕掛けであって,
いつそのリズムを崩してチャンスに変えてやろうかなんて考えながら,
出来るだけ脳内を同じ方向へ仕向けつつも淡々と作業をしていたら
昨日より1時間もスムーズに全行程終わったっていう話.
サッカーって奥が深いね.
なんてね.