2011年12月12日 24時30分 晴れ 日直:うだ
そんなこんなで今週も当番がまわってまいりました.
みなさま お元気でしょうか.
そして本来ならば日付が変わる前にアップしなければならないベログを
23:37から書き始めております. 間に合うかなードキドキ…….
先日, 以前使っていた古いMacを整理していたら,
こんなもの(↑)がでてきました.
大学の卒業制作の一部です.
すごくざっくりなものを作っていて, いかに自分が適当だったかを噛み締めております.
(お見せしちゃって大丈夫かな……. )
個人的な全体のテーマは<Irony Presentation>です.
あー そういえば, このテーマのタイトルはこんなことやりたいんですって
教授に言ったらじゃあ例えばこんなだよねって言われたのを
じゃあそれでって決めたんだった.
そのいくつかの作品群のひとつで
ファーストフードをスローフードで皮肉るっていう作品です.
このころだいたい10年くらい前ですが,
辻 信一の「スロー・イズ・ビューティフル―遅さとしての文化」という本を読んで,
そうかスローか. とさっそくそのまま思いついたテーマです.
なんでこの本を読んだのかといえば,
当時, 女優の麻生久美子が好きで, 彼女が出演していた映画の監督だった中野裕之にハマり,
その中野作品のひとつに「Short Films」という短編映画集があって,
その短編映画の制作に影響を与えたのが
この本だと何かで紹介されていたから.
と, 今思い出しました.
実際短編集のなかにSlow is Beautifulという作品があります.
……余談ですが.
で, 本の内容は今はほとんど覚えていないし,
当時も深く理解していたわけじゃないのだけれど,
作品のテーマは, 今思えばけっこう丸写しかもしれなくて
ドキドキしちゃうな大丈夫だよね, (参考資料としてクレジットさせてもらいました)
今度もう一度読みなおそう.
それぞれ土地の文化には固有の速度があって
そこに新たなスピードが持ち込まれると
文化が乱されることにつながる.
fastで便利なものの功罪と
世界を画一的にしようとすることがいかに不自然かという皮肉のつもりだったと思います.
ちなみに制作は大学構内にあったマクドナルドでハンバーガーを買ってきて,
家から持ってきたお茶碗に盛って, 大学のスタジオで写真を撮って,
Macに取り込んで(当時はフィルムだったな)文字打っただけなので,
まわりの同級生からは手抜きだなんだとさんざん言われた記憶があります.
みんな手描きでポスター作ったりしていたから.
でもこのテーマに対する考え, 当時はそんなに意識してなかったけど,
今も継続して漠然と抱いているような気がしないでもない. ……なんとなく.
まあ, スローライフな考え方は,
自分なりに完全に文字通り
ゆっくりのんびりとした生活, とゆるく解釈しています.
焦ってキリキリしたくないだけかな.
でもまあ, キリキリせざるをえないのが, 現代社会だーばかー.
時間通りにベログあげなきゃいけないとか言われるとね.
あげく間に合ってないけどね.